ボストンでの留学日記


by appa_boston
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Black. White.

今日からFX(Fox TV)で“Black. White."というドキュメンタリータッチの番組が始まりました。白人と黒人の家族が、一つ屋根の下に一緒に住むのですが、特殊メイクをほどこして、白人は黒人に、黒人は白人になって、世の中なのracismを体験するというものです。明日締め切りの宿題や、週末の短期集中の授業があるにも関わらず見てしまいました。

ほんとうにびっくりするぐらいの特殊メイクで、みなさん完全に白人又は黒人に外見上はなってしまいました。町へ買い物に行ったり、仕事の面接を受けたり、それぞれの経験を家に帰ってから話し合うのです。

白人になった黒人のお父さんは、ゴルフシューズ(ゴルフは白人のスポーツらしいです)を買いに行った時に、白人の店員さんが、箱から靴をだして、はかせてくれたと大感激。今まで生きてきてこんなことは初めてと驚きを隠せない。そして、白人が多く住む町のダイナー(ファミレスよりもファートフード色の強い食べ物を出すレストラン)でのバイト面接にも無事合格。食事に来るお客さんと楽しいおしゃべり。すべてが今までと違って楽しんでいる様子。




白人の女の子は、黒人になりすまして、同年代の黒人の子たちがあつまるポエムのクラス(自分達で詩を作成して読み聞かせあうクラス)に参加。うまく黒人になりきれるかどうか、不安になりつつの参加だった。はじめは、黒人ぽくない返答をしたりして、回りが「この子なに言っちゃってんの?」というしらーっとした雰囲気に。やっぱりあるんですね、黒人の子がすること、白人の子がすることの違いって。

一番印象的だったのは、白人のお父さん。自分自身は黒人になっても、今までと周りの対応が変わらないと思っている。それを見ていた黒人のお父さんはいらいら。ついに白人のお父さんは、黒人になって、黒人のお父さんは黒人のままで、二人で町に出かけることに。でも、ちょっとしたことでも、二人の見解が全然異なるのです。通りを二人並んで歩いているときに、反対側から女性が歩いてきました。そして、すれ違うときに、女性が二人をよけたのです。黒人のお父さんは、自分達が黒人だから、嫌でよけたんだと思い、白人のお父さんは、僕達を通してあげようと思ってよけたんだよと言う。お互いの意見がかみ合わない。最後には、黒人のお父さんが「You don't see what you don't want to see(見たくないと思うものを見ていないだけだよ)」と言うと、白人のお父さんも「You see something and I see something different.(君が見ているものを、僕は違う視点で見ているだけだよ)」と答える。

どちらが正しいのか、それはわからない。ただ、私自身racismは存在していると思う。だから、黒人のお父さんが、いろいろと気にしすぎているところがあるとしても、白人のお父さんは、今まで白人として生活してきたから、その違いに気づけず、明るく捉えすぎているところがあると思う。先学期とっていたIdentityのクラスで「黒人の気持ちは黒人にしかわからない」と黒人の人が言っているビデオを見た。今日、その言葉の意味がわかったような気がします。

これからしばらくシリーズものとして続くこのテレビ。毎週欠かさず見たいと思います。
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by appa_boston | 2006-03-08 23:21 | 感じたこと